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目覚めたら美少女ネクロマンサーだった件
目覚めたら美少女ネクロマンサーだった件
グラマス

プロローグ 転生

last update Veröffentlichungsdatum: 02.04.2026 14:03:58

 目を開いたら、仰向けになって寝ていたみたいだ。

 周囲一帯は生い茂る木々に囲まれていて、天井は大きい木の葉が陽光を遮ってくれていた。

 木の枝に止まっている見た事もない小鳥達だが、囀りの歌が良いから特に気にならない。

 さっきまで体育の授業だったから、新鮮な風が息吹くと火照った体を冷やしてくれて心地良い。

 深呼吸すると新鮮な空気が、都会の排気ガスで汚れた体を綺麗にしてくれる気分だった。

 でも今はつまらない数学の授業を受けていて、疲労からか寝落ちしてしまったから夢……なのか?

 起き上がるのも億劫に感じた俺は、もう少しだけここで夢を見ていたいと思っていた突如ーー。

「グルギャオオオオッ‼︎‼︎」

 俺の眠りを叩き起こすかのように、聞いた事のない咆哮が聞こえて空を見上げると。

 全身が爬虫類を彷彿とさせる鱗に覆われ、口から吐息する度に炎が漏れ出し、真っ赤な両翼を羽ばたかせるドラゴンが飛び去るのが見えた。

 最近はファンタジーラノベ・ゲームで現実逃避していたから、ファンタジーな夢を見ていたが、これは明らかにリアルな感覚だった。

 それに俺は体重が三桁ある程の巨漢だから、全身が鉛みたいに重たく感じていたのに、今では羽毛みたいな軽さで簡単に上半身を起き上がる事が出来た。

 全身は軽く、太かった腕も細く、全身が細くなった事でオーダーメイドの男子制服がオーバーサイズになっていた。

 夢だから痩せたんなら、ついでにイケメンになってるといいな。

 俺は痩せたと喜びながら、上半身を起きあがらせると……妙に胸部当たりだけ重量感に襲われた。

 ダボダボの白シャツのボタンを外して、インナーシャツをズラして見ると女子特有の巨胸になっていた。

 血の気が引いた俺は直で胸に触れると弾力感さえあり、男の感触とは明らかに違った。

「何がどうな……ん? この声はなんだ?」

 15年間生きてきて野太かった嫌いな声だったのに、女子特有の高く可愛い声になっていた。

 ここまで来たら俺は覚悟を決めて、ダボダボズボン越しから局部を触れてみると、今まであるべきモノ・・の感覚が無かった。

 ゆっくり立ち上がると、ズボンと下着が地面まで一気にズレ落ちてしまった。

「やっぱり……俺は女になったのか」

 思春期年齢の男子ならば、女子の裸体は興奮していただろう。

 しかしこの状況のせいで嬉しいとは思えない、せめて童貞卒業さえしてなかったのだから。

 下着とズボンを上げて、穴無しベルトを限界まで引っ張って何とか止める事に成功した。

 このわかりやすい状況からして、まさか俺が異世界転移という妄想が叶って良かったが、女になるのは予想外だった。

 15年も男として過ごして来たのに、いきなり今から女になれと言われても困る。

 地球に戻れたとしても、この姿では誰にも分からないし理解されない。

「まっ、家族からも嫌われてるから……」

 クヨクヨ考えても仕方ない、ここは前向きに異世界をどうやって楽しむか考えないとな。

「まずは汗を流して、喉も潤したいしな」

 涼しい風で汗が引いたとはいえ、前の体育の授業の汗臭さが残ってるから水で洗い流したい。

 道なき道を進むと、水が流れる川の音が聞こえて、俺は一目散で向かう事にした。

 ♢♢♢

「これは綺麗な水だな」

 川には見た事ない魚が泳いでいるが、異世界だからと警戒したが襲う気はなく異世界産の魚なのだろう。

 早速、透き通る綺麗な水を両手で掬った時に気づいた。

「川の水飲むと腹下すって動画で見た事あるな……」

 地球と異世界は違うから当てにはならないが、用心に越した事はない。

 女になった事で血の気が引いて、気持ち悪い汗もかいたから洗顔だけする事にした。

「はぁ……冷たい水ですっきりした……ん、これが俺?」

 水が反射して顔が写り、ふと思った。

 改めて周囲には人の気配は無いからと、男子制服を脱ぎ一糸纏わぬ姿となり川の中に入る。鏡代わりに自分の姿を確かめる事にした。

 銀色のショートヘア。

 銀色の瞳・眉毛、可愛い顔立ち。

 豊満な巨乳・くびれた腰・太ももとお尻のムチムチな体型。

 こんな美女と付き合いたいと願っていたのに、まさか自分がその美女になるとは……デブ・ブサイクな男子だった頃に比べたら劇的な変化だ。

「性別はともかく、簡単にダイエット出来たと思えば最高だな!」

 男に戻れなくなったらどうしよう……なんて考えてたが、こんな可愛い女の子なら焦らなくても問題はない。

 それにしても川の水は冷たくて、大自然の中での水露天風呂は最高だ。

 ここが異世界ならば、魔法が使えるかどうか試してみよう。

「ラノベだとイメージが大事だったよな。……燃え盛る炎。よし」

 身体に流れる脈動みたいな感覚が「魔力」なら、俺も使えるかもしれない。

「まずは定番の《ファイア》」

 人差し指の先には、赤色の幾何学的な模様の魔法陣から小さな火が付いた。ライターのイメージ通りの大きさ・火力となっているらしい。

 イメージ通りに魔法が使えるなんて、異世界が好きになりそうだ……と思っていた矢先だ。

 ふと視線の先にナニかあると思い川から出て向かうと、女性騎士の死体が数十も転がっている。

 まさに死屍累々と言った悲惨な殺人現場になっていて、引き摺られたのか血が地面を擦った後がある。

 ゲームやグロ映画に出てくる偽の死体ではなく、リアルな死体を見て気持ち悪くなった。

「ヒヒッ……おい見ろよ。上玉の女がじゃねぇか。水浴びでもしてたらしいな」

「こんな森の奥で全裸たぁ誘ってんのかよ!」

 草叢の茂みから野郎共が現れた。

 女性騎士達の死体の腕や脚をを引き摺るのをやめて、抜き身の剣・槍・斧には返り血が付いた武器を構え始めた。

 動物?魔獣?の毛皮の身軽な防具からして盗賊系なのだろうか。

 ヴァイキングを彷彿とさせる連中で、全身に赤色のタトゥーが彫られている。

「この騎士団にも好みの女がいたが、お前が一番の好みだぜ!」

「それならなんで殺したんだ?」

「お頭命令だからな、俺達は殺した騎士団を集めて燃やすんだ。後は森のモンスター共の餌になってくれるから証拠隠滅だ」

「誰かに見られたら殺せって命令だが、犯すなとも言われてないしな」

 心は男だから野郎共に裸体を見られても恥ずかしくはないが、イヤらしい下衆な笑みを浮かべているのは極めて不快だ。

 装備品は金にしようとしていたのか脱がしてあり、俺はその場にあったインナータイツを着る事にした。

「悪いが……お前らに処女ヴァージンを捧げる気はねぇよ!」

 俺にどんな魔法が使えるか分からないが、1人だけでは圧倒的に不利な事には変わらない。

 こんな都合の良い時に助けてくれる冒険者何ているわけないし、周りを見てもモンスターが乱戦する気配もないほど静かだ。

 女性騎士達の死体から、残存した魔力が溢れるのが見えた。

「たった1人でどうするってんだ? 王国騎士団の女達でさえ俺ら盗賊団に敵わなかったってのによ!」

「気の強い女は好きだぜ! グハハッ」

 どうなるか分からないけど魔法はイメージなら、俺のやろうとしてる事も出来るはずだ。

 倫理観に欠けるが自分の命を守る為だ、死体を利用させてもらう。

 最強不滅のアンデッドのイメージしながら魔法を詠唱する。

「力を貸してくれ、解放リベレイション

 両手を死体達に向けると、俺の魔力・残存した魔力が混ざり合った瞬間。死体から生前と同じ容姿・装備をした魔力体として再構築された。

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